発売当初からいろいろと騒がれていたパルワールドだが、ついに訴えられたらしい。ただ、訴訟の内容は特許の侵害であって、著作権の侵害ではないことに注意が必要だ。「どう見てもポケモンのパクリだから」ということは問題にされていない。
で、一体どんな特許を侵害したのかというと、それはまだ不明だ。訴訟の内容が明らかにされていない。ただ、もしかすると、問題にするほどのことかと首をひねるような内容かもしれない。
ゲームの特許というのはいろいろとあるらしく、そもそもその技術を使わなかったらゲームなんか作れないじゃないか、みたいな特許もある。そういうのは大手企業が、他者に取られて訴えられないようにするために、自衛を目的として取得していると言われている。
そういった様々な特許侵害については、ぶっちゃけ、多くのゲームがしているのではないかという話がある。厳密には、裁判にかけられてないことについては断定できないのだが、侵害自体は横行しているし、大手のゲームでも侵害しているそうだ。ただ、大手同士で訴訟合戦しても無意味だし、小さな会社を攻撃してもゲーム業界自体が縮小してしまう。
よって基本的には、そういう「単なる特許侵害」を訴えることはない。
ではもしも、今回の訴訟がそういった単なる特許侵害であったとすれば、なぜ任天堂は訴えたのか? ということが問題になる。