2018年7月7日土曜日

Steel Panthers World at War : ダスライヒキャンペーンをクリアした


事実上の日本公式サイト、通称司令部を久しぶりにみてみたら、新しいOSでも動作がおかしくならないパッチが紹介されていた。

そこで、ひさしぶりにSPWAWをはじめたわけだが・・・やっぱりこのゲームは面白い。一度クリアしたことのあるキャンペーンだというのに、夢中で遊んでしまった。

自分では途中までしかやってないつもりだったんだけど、どうやらクリア済みだったらしい。こんな長いキャンペーンを二回もクリアした人は、そんなに多くはないだろう。まぁ、今回は縛りプレイだから、前回とはだいぶ違う戦い方をしたはずだけど。

プレイ条件


私は縛りプレイが好きだ。パラドゲーでものぶやぼでも、自分の行動を制限して遊んでいる。今回もいくつかの縛りを課した。じゃないと、自走迫撃砲が煙幕スクリーンを展開する魔術師になっちゃうから。

1,煙幕の使用は砲撃要請のみを認める(敵の攻撃を受けた歩兵が煙幕を自動使用するのは除外)


このゲームの煙幕は、まさに魔法。バリアーとかアストロンとか医術防御とかATフィールドみたいなもの。とにかくすさまじく強い。ロシアンスティールキャンペーンもクリアしたことがあるけど、あのときはずっと煙幕スクリーンで戦っていた。

強かったし、おかげで勝ち進めたけど、正直なんか、コレジャナイ感はあった。

あれからだいぶ経ち、対人戦も経験した。対人戦では煙幕使用が制限されるのが普通なので、煙幕制限には慣れているはずだ。もちろん、4年ぶりくらいなので忘れてしまってるかも知れないが。

結局のところ、この制限はすごく辛かった。最終面の二つ手前、40ターンの大規模要塞攻略戦はどう考えても煙幕の使用が前提だと感じた。そこら中に点在するバンカーがうざすぎた。

煙幕制限さえなければ、歩兵が撃たれたら煙幕をぽいっと投げてハイ終わり、って感じなのに、それが出来ない。0.2で煙幕を要請して、ターンエンドでちゃんと隠してくれることに期待するしかない。

煙幕の陰から煙幕を投げて、煙幕を繋いで後方部隊の安全を確保することも出来ない。やはり、煙幕があるのとないのとでは難易度には大きな差が出ただろう。

2,アップグレードは兵科適正の一致するユニットに限定する


長いキャンペーンだから、最初は歩兵系のユニットを戦車にしても、そのうち車輌スキルが成長してくれる。そういう編成をするのが普通だが、今回はそれを縛ってみた。車輌ユニットにしていいのは、車輌ユニットのみ。

これは、明確な縛りではないが、ユニット数も少なくした。指定されているコア部隊と三号戦車、FO、軽騎兵小隊を買うと、ちょうどポイントを使い切れる。なんかすっきりするのだが、全部で38ユニットにしかならない。しかも、車輌は5輌のみ。アップグレード制限のため、最後まで戦車は最大でも5輌ということになってしまう。

しかも、途中でどうしても補給車が欲しくなったので、一つを補給車に変えてしまった。以降、最終面まで戦車4輌で戦うことになった。

3,被発見マークはオフ


縛りと言うほどのものでもないが、いつも*は非表示でやっていた記憶があるので、これも消しておいた。

最終結果


42面をクリアした時点での編成はこんな感じ。

1*司令部
1*FO
5*フンメル
1*補給車
2*オートバイ
2*騎兵
16*SS歩兵
6*特殊部隊
3*パンターG
1*ケーニヒスティーガー

戦車が4輌しかないので、歩兵の輸送が不便だった。一個小隊5個分隊が運べない。まぁ、CCはオフだからそれほど困らないけど。

特殊部隊は6個もいらないかなぁと、ずっと悩んでた。工兵に変えた方がいいんじゃないかとか思うものの、工兵が必要なときはいつもAUXで貸し出されてるから、なくてもいいかな・・・と。

結局はこれでよかったんじゃないかという気はする。特殊部隊でも近接強襲はきっちり成功させてくれたから。

ただ、地点射撃は縛ってないので、火炎放射工兵ならば地点攻撃で煙幕の替わりができるのは魅力的だった。

キャンペーンスコアは

MV 5
DV 30
キャンペーンスコア 540
キャンペーン結果 DV

という感じで、まぁまぁまずまずだろう。先達のAARも、その面をクリアしたら読むという感じで楽しませていただいた。その人達と比べると幾分成績が落ちるが、そこはまぁ縛りプレイということで仕方ないことにしておきたい。

最終的にKillスコアが100を超えたのは1ユニットだけだった。それがケーニヒスティーガー先生だ。三号戦車から始まった戦車小隊だったが、ティーガーが登場する頃からだろうか。4番車輌のみ重装甲タイプになった。

最初フェルディナントにしたのだが、西部戦線に移って以来はケーニヒス先生となった。これがもう無敵の大活躍で・・・とはならないのが悲しい所。二度、撃破された。

一度目は105mm榴弾砲の砲撃だったが、あれ貫通力より先生の上面装甲の方が厚いんですが何か?

二度目は、よそ見移動で敵に砲塔側面を打ち抜かれた。砲塔付きの戦車は、砲塔の向きと移動の向きを変えることが出来る。それが裏目に出た。ちょっとこの辺、操作が分かりづらい。自分としては、まっすぐ進行方向を向いてくれるものだと思ってしまっている。

でもまぁ、確かに戦車戦は強かった。137キル。経験118.車輌スキル101は、きっと伝説として語り継がれる働きぶりだろう。

その次のキルスコアというと80代まで一気に落ちる。4ユニットほど、SS歩兵が80キルをマークした。よく頑張ってくれた。パンツァーファウスト100は、ほんとにむちゃくちゃ強かった。

意外な好成績を残したのが、34キルのフンメルだろうか。軽迫から始まったか中迫から始まったかは忘れてしまったが、砲撃のみで34キルは立派だと思う。ただ、途中で戦車3輌ほどを直射で破壊したのがこいつだったかも知れない。

全体的な感想


以前はダスライヒの苦行マップが嫌いだった。それでもクリアまでしていたのだから、たいしたものだ。最初から2個中隊の歩兵が貸し出され、車輌もあり工兵もありと、手間のかかるマップが続く。

しかし、私はもうそのくらいじゃ気にならない。PBEM対戦で6000ポイント分の戦力を運用した。それと比べればたいしたことはない。さらに言えば、途中までではあったが20000ポイントの対戦もした。ユニット数の上限まで買ったよw それでもお金余って地雷買いまくったら怒られたよ。

歩兵がメインということで、じっくりとした戦いが多かった。昔はかったるくて好きじゃなかった1歩移動厳守も苦にならない。現在の座標と目標座標を比べて、制限ターンの間に、何ターン2歩移動を混ぜれば間に合うのか、という考え方をするようになった。

おかげで、以前ほど進軍を焦らなくなった。おぼろげな記憶では、チタデル作戦の巨大マップで歩兵が壊滅した気がする。以前は時間制限に追われて慌てて移動し、機関銃に消し飛ばされ、対戦車砲に打ち抜かれ、歩兵に袋だたきにされたんじゃなかったか。

それが、一歩移動を守ったおかげで、だいぶ戦力を余してクリアできたように思う。

あるいは、機動戦力が少ないことが逆に幸いしたかも知れない。この戦力ではこちらから積極的に攻勢を取り、1ターンで周辺を片付けるなど出来はしない。戦力的に、じっくり行くしかないからあきらめがつくのかも。

いくつかクソマップだなぁと思うシナリオもあったが、キャンペーン全体としてはやっぱり面白かった。特に激しい防衛マップが好きらしい。最終面なんか最高だった。

でも、本当はあれは最終面じゃないらしい。あそこでDV取れれば次があるんだとか。でも仕方ないよね。あれは勝ちだよ。「これは絶望的な戦いだから、もう逃げるしかない。頑張って逃げろ」っていうマップなのに、VH全部保持して、相手が士気崩壊したんだから、実質大勝利でしょ?


コア歩兵が三つも壊滅したけど、そのくらいは他のマップででもあり得る話だし。

あとはシナリオ28の、米軍大攻勢なんかも好きだった。とんでもない損害が出て、唯一修理しきれない状態になった。そのほとんどは砲撃と爆撃だった。この戦いで、ヤーボ恐怖症になってしまった。もうどうしていいか分からなくなり、しばらく戦車隊の動きが消極的になりすぎた。

プロホロフカとかパルチザンとか、敵が押し寄せてくるのを支える方が楽しい。タワーディフェンスやってるみたい。

昔はパンターはいらない子でティーガー先生大好きだったけど、今回はむしろパンターを愛用した。足が速いのはいいことだし、貫通力も高いに越したことはない。それでもがんがん弾かれるのだから。

正面で撃ち合う限りはパンター君は十分に期待に応えてくれたと思う。そもそも、コアの戦車戦力に不安が残るので、戦車に負担をかける戦い方をしなかったとも言えるが。

さて、次は何のキャンペーンをやろうかなぁ。そして次の縛りは何にしよう。今回の縛りは結構いいバランスだったと思うけど。



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