2017年10月30日月曜日

青年 ~徳とは何か~

20年ほど前に文学賞に応募したもの。43000字に及ぶ長編なので、時間のあるときにでも読んでくれれば。

ただ、区切りとしての章とかがないので、何回かに分けて読むときは不便かも知れない。記事を分けたりした方がいいのかも知れない。

テキストデータだから、ちょっとくらい長くても読み込みにたいした時間はかからないとは思うけど、読み込みが遅いとかの問題があれば、教えてもらえれば対応しようと思う。

2017年10月29日日曜日

ブログを始めて三ヶ月。明日で100記事目。これからの方針について

ふとした思いつきで始めたこのブログ。開設したのが724日。すでに三ヶ月を経過し、この記事で99記事目。明日で100記事になる。

初心者ブロガー向けの心得として、とりあえず100記事書くことを目指そうというのをよく見かけた。私も一段落を迎えるので、ここらで一息このブログについて語ってみようかと思う。

2017年10月28日土曜日

統計に注意-傾向と原因の問題。そうなる人とそうならない人の差

世の中では様々な出来事が起きる。その原因を突き止めるのはとても大変だ。

別な機会にまた記事にしようと思うが、究極的には原因を明らかにすることは不可能と言っていい。リンゴが木から落ちる原因を重力に求めるのが普通だが、重力の存在を証明したという話は知らない。

突飛な話ではあるが、実際のところ重力などという当たり前のものすら、本当にあるのかどうかは分かっていない。そうしてみると、物事の原因などというものは、そう簡単に分かるようなものではないことになる。

が、今回はその問題そのものではなく、統計的データから原因を知ろうとすることの難しさについて語ってみる。

2017年10月27日金曜日

不安と虚栄と憎しみ。邪悪を生み出す三つの根源

15年ほど前だろうか。私が今よりも様々なことについて考えていた時期にたどり着いた答えがある。

人間社会に特徴的な、様々な悪や不正が存在する。これはいったいどこから来るのか。人間にそれをなさせる力は何なのか。

それが、これから語る三つだと考えている。人は何であれ、これら三つの力によって悪を行わされるのだと。

2017年10月26日木曜日

DOTA2初心者が贈る、DOTA2初心者向け基本戦略(3)

DOTA2の初心者向け講座の第三回。今回は、序盤のレーンでの基本方針について。

序盤の頑張りが中盤、そして終盤まで影響を及ぼすので、序盤を効率よく勧めることはとても重要だ。

2017年10月25日水曜日

DOTA2初心者が贈る、DOTA2初心者向け基本戦略(2)

DOTA2初心者向け講座第二回。今回は、初心者に向いたヒーローの選び方について。

前回の記事はこちらなので、まだの人はどうぞ。DOTA2初心者が贈る、DOTA2初心者向け基本戦略(1)

2017年10月24日火曜日

DOTA2初心者が贈る、DOTA2初心者向け基本戦略(1)

復帰してからメインヒーローをCrystal Maidenに変えた。なんかすごく勝ちやすい。生きてるだけでサポートができるおかげか、今のところ勝率が2/3になっている。まだ20戦程度だけど。

さて、私はまだまだ初心者だから、個々の戦術やテクニックは全然使いこなせていないが、このゲームが目指している方向性の基礎は理解しただろう。

多分、ゲームを始めたばかりの人はそれすらもまだまだ理解できていないだろうから、誰も教えてくれない、当たり前も当たり前の諸々を解説していこうと思う。

2017年10月23日月曜日

毎晩じんましんに起こされるので薬を買いに行った話

もうそろそろ一ヶ月くらい経つだろうか。ここのところ、毎日じんましんが出るようになってしまった。どうやらアレルギーによるものらしいのだが、いっこうに治まる気配がない。

こうしてこの記事を書いている現在も、体がかゆくて眠れないので、仕方なく起き出した。睡眠妨害もいいところだ。

というわけで、今回はこの困ったじんましんの話でも。

2017年10月22日日曜日

将棋ソフトの発展と、人間の可能性について

今年の竜王戦第一局で羽生棋聖が先勝を収めた。永世竜王獲得は厳しいかなと思っていたけど、これで実現に一歩近づいた。

ここで落とすのではやはり今はもう及ばないという心配があった。

さて、昨今では将棋ソフトの実力は人間を遙かに超えてしまっている。しかし、これが人間にとって絶望的な話岳とも思えないので、そのあたりをちょっと語ってみよう。

2017年10月20日金曜日

頭が悪くても学者にはなれるんだなぁ

ニコニコ動画に面白いニュースが掲載されていた。

バカほど「それ、意味ありますか」と問うと言う記事で語られている内容があまりにも酷いので、ちょっとこれを読み解いてみよう。

これで博士だというのだから、学者が自称インテリなどと言って馬鹿にされるのだろう。

人間性の根源としての感情。意志や理性よりも強いもの(2)

感情・意志・理性、倫理と欲求。人間の心的五大機能のうち、どれが人間性の中核を担っているのかという話の続き。

まだの人は、先に人間性の根源としての感情。意志や理性よりも強いもの(1)を読んでおいてほしい。

2017年10月19日木曜日

人間性の根源としての感情。意志や理性よりも強いもの(1)

人の心的機能を大きく三つに分けると、感情・意志・理性になる。分類しきれないものがあるので、倫理と欲求を付け足すと、五大機能となる。

私はいたって理性的な人間であり、常に判断を重視し、冷静であることが重要だと思っている。冷静さとは、感情に乱されず、理性的に判断できることをいうのだから、私にとって理性が重要な者なのは当然だろう。

しかしながら、私はこれら五大機能において、最も強い、根源的な力は感情だと考えている。言わば、感情を立憲君主として、四天王がそれを補佐するような形だ。

2017年10月18日水曜日

DOTA2初心者がまず最初に頭に入れておくべき事

半年ほど休止していたDOTA2を再開した。そこで、初心者である私から、初心者に向けて、あるいはこれから始めてみてもいいかなと考えている人に向けて、一番大事な心構えを解説しておこう。

なにぶん私が初心者なので、ゲーム内での具体的なスキルや戦術については多くを語ることはできないが、これはこのゲームのうまさとは無関係のことなので、私が語るのも筋違いではないだろう。

2017年10月17日火曜日

ゲームと攻撃性の関係。ゲームでは攻撃が優先されるのはなぜか(2)

ゲームでは攻撃偏重になりやすい。これはゲームというものの作りがそうになっているからな分けだが、その話の続きをしよう。

攻撃と防御は何が違うのか。どうして人は攻撃することを望むのか。


2017年10月16日月曜日

ゲームと攻撃性の関係。ゲームでは攻撃が優先されるのはなぜか(1)

今回はゲームと攻撃性について語るが、これは「ゲームをすると攻撃的な人間になる」というような話ではない。

それはそれで語るべき事かも知れないが、今回扱うのはゲームなどを初めとして、攻撃と防御では、なぜ攻撃が優先されやすいのか、だ。

老獪という言葉があり、歳を取った者特有と考えられる戦法は、だいたい防御的だ。徹底的に攻撃的な戦法を老獪と言い表す場面は、見たことがない。

これはどういうことなのか。

2017年10月15日日曜日

平気で暴力をふるう脳-氏か育ちか論争に決着を付けるために

この本を最初に読んだのは何年前だったか。確か、日比谷図書館に入ったときに、たまたま手にとってパラパラと読んでみたのが最初だった。

流し読みではあったが、内容は理解できた。なるほど、動物の攻撃性というのはホルモンの影響を受けるらしい。

『利己的な遺伝子』などで、唯物論的な考え方には慣れていたが、自由主義者であった私としては、脳による支配というものは、すんなりとは受け入れにくいものだった。

それから数年後、やはりどこかへ出かけた際に書店で見かけたので買って帰った。

この本の主題は氏か育ちか論争であり、それに決着を付けるのがテーマだった。

2017年10月14日土曜日

知性の価値。頭の悪い人間に価値はあるのか

私はいくぶん口が悪い。すごく悪いだろ、と言いたくなる人もいるかも知れないが、私はそれほど罵倒はしない。

私が直接悪口を言うのは、考え方を間違っている相手ではない。間違った考え方を正しいと思い込み、他者にもそれを押しつけようとしたり、他者を非難していたりする場合に限られる。私の基本理念は「人は間違いを犯すもの」だから、失敗を責めることはない。

しかしそういう姿勢は端からは分からないものだし、私が知性を重んじていることは見れば分かるだろう。だから、頭のよくない人間に対して、私が何か悪い印象を持っているのではないか、馬鹿にしているのではないかと思うことは自然な流れだと思う。

実際、私の従兄弟の子供にもそのように思われていたようだ。そいつは確かにあまり頭はよろしくない。学業は全然だったし、いろいろと基本的な物事を知らない。知性においては、私には遠く及ばないだろう。

だが、だからといって馬鹿にしたことはない。これは本当だ。

2017年10月13日金曜日

デカルトの有名な「我思う。故に我あり」は、ちょんぼだと思う

哲学を知らない人でも、哲学者の言葉を知っていたりすることはある。有名な言葉は時に引用されるので、耳にする機会もあるのだろう。

それだけに言葉だけが一人歩きしてしまい、本来の意味からずれてしまうこともある。この言葉もその一つだ。

今回はまず、言葉の意味を説明し、一般的な誤解を解いた上で、デカルトの考え方はおかしいのではないかという話をしてみたい。

2017年10月12日木曜日

マスターアジアの憂鬱。人間も自然の一部だという陳腐な慰め

私はかつて自然崇拝者だった。自然を神聖なものと考えていた。

物語にも自然崇拝者というのは出てくる。基本的に、なんであれ極端な考え方の人間というのは騒動を起こすのだが、やはり自然崇拝者というのも例外ではない。

ただ、根は悪党ではない。少なくとも、私利私欲のためではなく、理想や正義、信仰によって起こすことなので、共感する人間がいないわけではないだろう。

例えばGガンダムに出てくるマスターアジアなどもその一人だ。その強烈な個性と思想故に、ただのやられ役としてではなく、むしろ第二の主人公のように愛されている。

最終的に、「人間もまた自然の一部だ」という思想に触れて、改心して死んでいくのだが、事はそれほど単純ではない。こんな言葉では救われない。

2017年10月11日水曜日

World of Tanksの都市伝説。勝率調整について

だいたいチーム戦のゲームというのはどれもこれも似たようなものかも知れないが、WoTにも不思議な考え方をする人がたくさんいるようだ。

WorldofTanksの話。Noobのせいで成績が落ちる? とんでもないでは、「負けたら味方のせいだが、勝ったら自分のおかげ」という考え方を紹介した。

今回は、「自分の勝率は、運営会社に操作されている」というものを語ってみよう。

2017年10月10日火曜日

絶対言語という幻想。正しい言葉の使い方

私もアマチュアとは言えライターの一人だから、言葉の使い方にはこだわりがある。様々な記事を目にしては、「この表現はおかしい」とか、「この言葉は、こういうときに使うものではない」と突っ込みを入れる。

しかし同時に、「言葉は意思を疎通するための道具にすぎないのだから、伝わればいい」という考え方を支持している。現代風の表現にも、ら抜き言葉にも寛容だし、テストで点をもらうための言葉遣いには興味がない。

が、今回はそういう意味での「正しい言葉の使い方」とは違う主題を扱う。

今回のテーマは絶対言語。文脈によらず、常にある言葉が一つの意味で解釈されるような体系のことだ。このような言語があれば、我々はその言葉を用いて、文脈や行間から解放されて、意思の疎通を図ることができる。

だが、そんなものは存在しない。

2017年10月9日月曜日

証明の限界。社会的に合理的な判断の必要性

後回しにしていた話をしよう。ろくでなし子裁判から考える、わいせつの定義の必要性(2)で触れた内容だ。

裁判では、「社会的に合理的な判断」なるものが出てくる。これは、人によって考え方が異なる。何が社会的に合理的か、そうでないか、という判断は明確に定義されていない。

当然、裁判官によっても違う考え方をすることがある。

さて、そのような曖昧な判断が裁判に入り込んでもいいのだろうか? もし、これを排除したらどうなるのだろうか?

2017年10月8日日曜日

ギリシア人の物語-古代ギリシアの短距離走(2)

塩野七生の『ギリシア人の物語』の紹介記事。ギリシア人の物語-古代ギリシアの短距離走(1)の続きになる。

民主制を完成させたことで戦争にも強くなったアテネだが、結局はスパルタに敗北してしまう。一時は隆盛を誇ったアテネがどうしてスパルタに、よりにもよって海戦で負けたのか。

一般には衆愚政のせいとされているが、本当にそうなのか。そのあたりを語ってみたい。

2017年10月7日土曜日

ギリシア人の物語-古代ギリシアの短距離走(1)

今年の夏、暑い時期は図書館に避難した。予想最高気温35度とか言われると、エアコンのない家にいるのはつらいものがある。

今時、扇風機とコタツだけで夏と冬をやり過ごす人は、あまり多くはないようだ。

その時期に、『ギリシア人の物語』を読んだ。これは『ローマ人の物語』の作者である塩野七生が書いたもので、まだ二巻までしか出ていないようだ。ローマ人の物語は、確か一通り読んだと思う。終盤、ごちゃごちゃしすぎていて、頭に入っていないのだが。

なかなか面白かったので、ここで紹介してみようと思う。

2017年10月6日金曜日

Bloggerユーザー向け。Googleアドセンス審査の経験談(2)

Bloggerユーザーがアドセンスを利用できるようになるまでの話。

前回の記事はBloggerユーザー向け。Googleアドセンス審査の経験談(1)にあるので、こちらもどうぞ。今回はいつまでも動きのなかった再申請が、やっと動いた話。

2017年10月5日木曜日

Bloggerユーザー向け。Googleアドセンス審査の経験談(1)

ようやく私もGoogleアドセンスのアカウントが有効になったので、201710月時点での情報を実例として紹介できる。

アドセンスの審査の話はいくつものサイトで解説されてはいるものの、Bloggerユーザー向けとなると極端に情報が少ないように思うので、これが貴重な一例となれば幸いだ。

2017年10月4日水曜日

進化と適応について。適応進化という概念の難しさ(2)

進化と適応について。適応進化という概念の難しさ(1)で、進化と適応についての簡単な説明を済ませた。

それでは、適応進化について語ってみよう。そして、適応とは何か。いつ適応か否かが判断できるのか、疑問を呈してみる。

2017年10月3日火曜日

選挙権の使い方を知らない人たち

今朝のニュースで、今度の衆院選に対して積極的棄権を募る署名活動が報じられていた。好きでもない党に投票するのはばかばかしいから、署名を集めて議会に一言言ってやりたい、という趣旨らしい。

当然、そんなことをして何になるのかという指摘があるようなのだが、私も同感だ。それに何の意味があるのか、どういう有効性があるのか、さっぱり分からない。

人々はもっと、選挙権というものを有効に使えばいいのに、と思ってしまう。

2017年10月2日月曜日

進化と適応について。適応進化という概念の難しさ(1)

まず軽く、進化とは何か、適応とは何かという話をしよう。これらの言葉は一般の認識と、生物学での定義ではずいぶん異なっている。

世間ではよく発展や成長のことを進化と呼ぶが、その用法は生物学からはだいぶ離れたものになる。

2017年10月1日日曜日

仕事を辞めたときの話(4)

まさか、4記事分になるとは思わなかったシリーズも最終回。

私が最後に長期の仕事を辞めたときの話になる。ちなみに前回の記事は仕事を辞めたときの話(3)をどうぞ。