2017年12月5日火曜日

祝・羽生竜王、永世七冠達成と将棋の話

最近将棋の話が多くなってるが、まぁ、時期が時期なので仕方ない。

竜王戦が始まるまでは、もう歳だし、挑戦はできても勝つのは難しいかなぁと心配していたが、無事に竜王位を奪取してくれた。これはとてもうれしい。

私が将棋を触り始めたのは2年ほど前なのだが、まだ人とは対局していない。1年たったらやってみようと思っていたものの、あの事件があったためやる気がなくなってしまった。そのもやもやしたものも、これでやっと晴れるかもしれない。

予想外の展開だった


今年の羽生さんは、戦法がすごく防御的だったように感じた。もう歳だし、読みの鋭さもなまってきたため、安全なルートを選ぶように、ドクトリンを変更したのだと思っていた。

少なくとも、挑戦者決定戦までの松尾八段戦まではそういう感じだった。きっと、名人位を取られるきっかけとなった詰み逃し辺りを反省して、負けない将棋にシフトしたんだろうと思っていたわけだ。

ところが竜王戦本戦では、鋭く攻めていった。一手間違ったら惨敗するような手順を続けた。なぜかはわからない。それほどまでに読みに自信があったのだろうか。ならば、なぜ今年のほかの対局は防御的だったのか。

竜王戦を取るための戦略として、自分の実力を隠し続けたという可能性もなくはない。竜王戦に集中するために、わざと他のタイトルを捨てたというのは、ちょっと考えすぎではないかとは思う。

が、裏ではとことんまで斬りこむ技術を磨き続けながら、新型ドクトリンを続けた可能性はある。羽生さんの防御的戦法は去年の早い時期から現れていたはず。

その延長線上にある縦深防御ドクトリンで全力を尽くしながらも、それとは別に竜王戦用の必殺技の必要性も感じたのではないか。

もしかすると、竜王戦本戦までは使わない作戦だったのかもしれない。先に使ってしまっては対応されてしまうから、ぎりぎりまで本性を隠しておきたかったとか。

そういう切り札をいつから準備していたのかはわからない。最後の永世位ということで、ずっと前から暖めていた可能性はあるが、戦法が新しすぎるので、数年前からということはないだろう。

おそらくはここ1,2年の間。名人を失ってからなのか、あるいはあのカンニング捏造事件で、自分の名前を利用されそうになったことに対する憤慨からなのか、それはわからない。ただ確かなことは、今回の竜王戦への気迫はすさまじいものがあったことだろう。

暖めていたものはたぶんいくつかある。その全てを本戦のためにとっておいたのは、それだけ渡辺明が強いということなんだろう。挑戦権を得るためにも使えたはずだが、そこで使ったら勝ちきれないと考えたからこそ、秘匿したんだろうから。

忙しいのに、どこにそんな時間があるのかはわからない。あるいは、たまたまなんとなく竜王戦だけ鋭い指し方をしてみたい気持ちになって、それがうまくいったという可能性もあるけども。

そろそろネット対局してみようか


あの事件のせいであまりやる気がなくなり、いまだに将皇将棋のLv1がライバルだ。とはいえさすがにもう、相手のパターンも覚えてしまってるので、8割くらいは勝てるようになった。いい加減Lvを上げたいのだが、Lv2になると、2,3割しか勝てなくなる。

今回の竜王交代をきっかけに、またもうちょっとがんばってみてもいいかもしれない。

しかし、私がやっても一体どのくらい勝てるんだろうか。最近対戦ゲームで自身が持てない。DOTA2はランクマッチをやったものの、50勝というひどい有様だった。何でランクマッチだと勝てないのよ? 私このゲーム向いてないんだな・・・ということで萎えてしまった。

WOTはまだ少しは戦えるけど、一ヶ月くらいやらないだけで腕が落ちてしまう。前できたことがさっぱりできないというのは悲しい。

将棋を始めても、1020戦で1勝目を上げられるのだろうかと不安になる。ぜんっぜん勝てないのではないかと。

でもまぁ、やってみないとわからないことだからね。2種類くらいしか戦法使えない私でも、勝てる相手もいるかもしれない。15級とか言いながら将皇将棋のLv3に勝てるという話だから、期待はできないが・・・。

まぁなんにせよ、羽生さんが勝ってよかった。

私はあまり、競技者には肩入れしない。誰と誰が対戦するにせよ、両者共にがんばってくれればいい。日本対外国であろうとも、地元対他地域であろうとも変わらない。

しかし、今回ばかりは羽生さんを全力で応援していた。うん、よかったよかった。安心した。


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