2018年12月12日水曜日

ステラリス2.2.1について(1)-システム


つい最近ステラリスに大規模アップデートが来た。ちょっとしたバージョンアップに留まらない、根本的なシステムから作り替えた、ステラリス2といってもいいくらいになっている。2.0の時も大きく変化したので3といってもいいのかも。

あまりにも変わりすぎていたため、最初はよく分からなかった。内政システムはVictoriaに似た感じになっており、かなりややこしく感じた。が、まぁ、分かってしまえばそれほど複雑ではないのかも知れない。

ひとまず難易度元帥で異次元さんをひねり潰したので、がらっと変わったシステムについて基礎的な説明をしておこう。

ちなみに私が入れているDLCはリヴァイアサンとアポカリプスだけであり、新しいメガコープも入っていない。

POPと都市育成について


新ステラリスは都市区画と施設、POPの関係を理解しないといけない。以前はタイルに施設が建っていて、そこにPOPが配置されていれば資源を出力してくれた。今回は、タイルに施設を建てるわけではない。タイルは区画として表現されるようになり、施設とは直接的には関係なくなった。

資源の出力をするのは原則的にはPOPであり、区画でも施設でもない。一部例外的にPOPなしで資源(と言っていいか分からないが)を出力する施設もあるが、基本はPOPが資源を出す形になる。

では、どうやってPOPが資源を出すかというと、職業に就くことでそれに対応した資源を生み出すことになる。聖職者という職業に就いたPOPは、消費財という新しい資源を消費して、統合力、社会研究、快適度という資源を産出してくれる。

多くの職業は、何かを消費して何かを生み出す形になっている。これは、Victoriaの経験者ならば理解しやすいだろう。資源を消費することで、工場で別な資源に変換するのと、やっていることは同じだからだ。

しかし、プレイヤーはPOPに対して自由に仕事を割り振れるわけではない。まずは、仕事場を用意してあげる必要がある。例えば、聖堂という施設を建設することで、聖職者の仕事を2POP分用意することが出来る。これで初めて、POPは聖職者になることが出来るようになる。

このように、施設はPOPに対して仕事場を用意するために建設するのが基本になる。だが、施設をたくさん建てることは出来ない。施設を建てられる枠は、その惑星のPOP5増えるごとに1枠が追加される。つまり、人口が増えないと施設も建てられないことになる。

そのため、一つの惑星に建てられる施設数は制限されることになり、重要なものや今必要なものを取捨選択することになる。

ただし、区画は人口の制限を受けない。区画は原則として4種類に分かれ、都市区画、発電所区画、鉱山区画、農業区画に分類される。各区画は、惑星の特徴によって最大拡張規模が定められているが、そこまではすぐにでも拡張することが出来る。

区画を拡張することでも、対応する仕事場を作ることが出来るので、人口が少ないうちは施設ではなくて区画で仕事場を用意することになるだろう。

なお、POP数よりも仕事場の枠の方が多いとき、POPがどの仕事を選ぶかは正確には分からない。が、おおざっぱな優先順位はあるようだ。職業には、「統治者」・「専門家」・「労働者」の三階級がある。どうやら、階級の高い仕事が余っているときは、そちらに転職するのが基本のように感じた。

仕事場がPOP数よりも少ないときは失業者が生まれ、バッドイベントが発生してしまう。出来るだけ失業者を生まないようにした方がいいだろう。

快適度と住宅


快適度と住宅という新しい要素が追加された。快適度が高いとPOPが幸福になり、安定度が上がり、POPからの資源産出率にボーナスが入る。住宅が少ないと過密状態となり、犯罪が増える。

一応出来るだけ0以上に保持しておくべきだとは思うが、それほど高くする必要性は感じなかった。高ければ高いほどいいが、他のもっと直接的な利益を犠牲にするほどの価値はなさそうだった。

ぶっちゃけ、ちょっとくらいマイナスになっても困りはしない。あまり気にしすぎない方がいいだろう。たぶん。

特化惑星


以前のステラリスでは、特別なケースを除けば特化惑星というのは必要なかった。惑星に「鉱物+20%」とかが付いていた場合には、鉱山だけを作るみたいなことも出来たが、ボーナス資源を無駄にしてまでやる意味があるかは疑問だった。今回はボーナス資源というものがないため、特化惑星にしても失うものはない。

また、惑星の特徴によって「発電惑星」などの補正を受けられるようになった。発電所区画を作りまくって技術者を雇いまくれば、勝手にそういった補正が付く。作れる施設に限りがあることからも、発電所を作り、送電ネクサスで技術者による算出補正を付けるようなやり方が有効だろう。

この場合、各区画の最大規模に注意した方がいい。惑星によって、どの区画がたくさん作れるかが違う。いくつもの惑星を保有することを前提とするなら、出来るだけ発電所区画がたくさん作れる惑星を、発電所特化にする方が効率がいい。このとき、惑星補正もあわせて予定を立てよう。

国際貿易


新ステラリスの特徴の一つに、貿易がある。これもVictoriaっぽい雰囲気がある。各文明が売りに出した資源が一カ所に集積され、それを他の文明が買い取ることが出来るようだ。在庫は明示されていないが、需要と供給によって値段が大きく変化する。

特化惑星が有効策になったことで、国家全体としてもある資源に特化することを考えるかも知れない。確かに惑星の特徴の都合で、そうした方が産出量が多くなるケースはありそうだ。だが、多分それはあまりいい考えではない。

基本的には自給自足するのが望ましい。自国で必要になる資源は、全て自国でまかなうべきだ。買うと高いから。たくさん買えば買うほど余計高くなる。たくさん売れば売るほど安くなる。だから、貿易依存度は低ければ低いほどいい。

しかし、実際にはそうもいかない。もっとずっとうまくなれば計画的に内政を行えるようになり、貿易に頼らなくてもよくなるのかも知れない。しかし、今の私くらいのレベルだと、どうしても輸入に頼らざるを得ない場面が出てくる。

輸入を避ける必要はない。でも、自給率は上げていこう。自給率が上がればエネルギーが余る。エネルギーが余ればまた別の足りないものを買えるようになる。

貿易価値


貿易価値についてはちょっと分かりづらいかも知れない。惑星の場合、POPが貿易価値を生み出す。惑星のない星系でも、星系に資源のような形で貿易価値が定められている場合がある。

貿易価値は星系基地じゃないと収集できないようだ。前哨地ではだめで、一段階のアップグレードを必要とする。

星系基地は範囲0の収集範囲を持っている。これは、基地のある星系だけが収集範囲ということになる。交易拠点を作ると、一つにつき収集範囲が+1される。基地の収集範囲にある貿易価値が収集されて、その基地の貿易価値になる。

そして、基地から基地へ貿易ルートを繋ぎ、それが最終的に首都星系の基地に繋がればいいらしい。別に、遠方の基地から首都星系に直接繋いでしまってもかまわない。首都星系で集められた貿易価値はエネルギーなどに変換されるが、これは非常に大きな影響力を持っている。

終盤2500の貿易価値が集まっていた。これだけで毎月2500のエネルギーを獲得している。

帝国規模


以前は星系や惑星を獲得すると、その数に応じて研究や伝統にペナルティが入った。今回は、帝国規模として定められている規模までは、ペナルティを受けなくなった。それなりに大きなペナルティを受けるので、小規模国家プレイも選択肢に入りそうに見えるが、さすがに辛そうだなぁという気はする。

新ステラリスでは、大艦隊を擁するのが以前よりも難しくなっている。船を作るための資源が鉱物から合金に変更され、合金は鉱物を変換して作らねばならない。しかも、効率的に合金を作るには、別な資源を消費する施設にアップグレードする必要がある。

よって、鉱物を取得のためのPOPと、合金のためのPOPと施設枠、さらに消費資源のPOPと施設枠が埋まってしまう。それらを大量に用意するにはやはり大量の惑星を持つ大帝国にならねばならない。

異次元さんが湧いたときのうちの艦隊戦力は、合計で450K程度だった。帝国規模は1100ほどになっていた。これが300くらいの中規模帝国だったら、多分他の国と力を合わせながら四苦八苦する展開になっていただろう。

まぁ、クライシスの趣旨としてはそれが正しいのかも知れない。が、規模100くらいの小帝国だと、果たして支えきれる艦隊が揃うかどうか・・・。

結局今回も「大きいことはいいことだ」が通用してしまう気がする。

なお、没落帝国を除くライバル文明との比較としては、300くらいでも優位には立てる。今回のCOMもやっぱりあんまり強くない。



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