2018年2月25日日曜日

ステラリス2.0。チェリイアップデートの感想と、戦略

ステラリスの大型アップデートがついにきた。前情報を読む限り、かなり様々な要素が変更されるようで楽しみにしていた。

同時に新DLCが発売されたわけだが、ひとまずそれはなしでやってみた。結局のところ新DLCはあった方がいいなと感じたので、買うことになるだろう。

量より質への転換


チェリイアップデートでの一番の変化は、物量作戦を抑制し、質の向上を求めたことだと思う。今までは、弱い船でも数を集めれば圧倒できたし、地上軍なんかは一番安いやつをたくさんぶつければそれで十分だった。

それが変わった。

一艦隊あたりの規模に制限が付いたため、艦隊決戦は同程度の規模同士で戦うことになる。当然、量の優位がない以上、質の高い方が勝つ。以前は技術の差なんて物量で押しつぶせたが、今度はそうはいかない。

地上軍も上位ユニットが重要になった。安い部隊では敵の防衛部隊を突破できない。瞬く間に蹴散らされていく。そうならないためには、軌道爆撃を長期間続け、敵の防衛部隊を減らさなければならない。時間のロスは、以前の要塞規模を0にする過程とは比べものにならない。

効率化のためには、強力な地上軍が必要だ。タイタニックビーストや遺伝子兵など、敵の防衛部隊よりも強力なユニットをぶつけることで、多少の損害を出したり出さなかったりで制圧できる。エリート部隊にも活躍の場が与えられた。

艦隊戦の変化


艦隊戦も大きく変わった。一番の変化は、装甲の扱いだろう。装甲が「装甲属性のシールド」のような装備になった。各武装には、装甲攻撃力と、シールド攻撃力がある。装甲に強い武装と、シールドに強い武装、のような相性だ。

さて、ここで問題がある。例えばHP1000の船に、500ずつの装甲とシールドが付いていたとする。それを装甲攻撃力+50%、シールド攻撃力-50%の武装で攻撃したらどうなるか?

当然、まず装甲が先に0になる。そのとき、シールドはまだ333ほど残っている。ここから、HP(船体値)にダメージが入るか入らないかで、有効な艦隊設計が変わる。

答えは、入らない、だ。

私が実際に戦闘を確認した限りだと、入らなかった。装甲とシールドの双方が0になるまで、HPには一切のダメージが与えられない。敵を沈めるには、両方を0にする必要がある。

ということは、先に装甲だけ0にしても何の意味もない。結局シールドも0になるまで待たなければならないのだから、上記のような条件での戦闘は、シールド攻撃力-50%で、シールドを攻撃し続けているのと同じになる。

装甲が0になったあと、シールドに対するダメージにボーナスがあるかどうかとか、そういう細かいことまでは調べていない。

武装の平均化


装甲とシールドを両方破壊しなければならない都合上、武装を特化してはいけない。望ましいのは装甲とシールドに対するダメージ比を、敵艦の装甲とシールドの比と等しくすることだ。

とはいえ、敵の設計を正確に知れるとは限らないし、確認もめんどくさいし、何より、敵がみんな同じ設計をしているわけではない。ある程度、汎用性のある武装にしておくべきだろう。

そうするとだいたい、対装甲攻撃力と対シールド攻撃力を同じにしておくのが安定戦略だろう。こうすれば、どちらかだけが大量に残ってしまうケースは少なくなる。

初期武装でいえば、実体弾とレーザー砲を同数揃えるのが基本、ということになる。それはつまり、複数の武装を研究しなければならないということでもあり、以前のように、プラズマキャノンだけ積みまくれば勝てる、という状態が解消されている。

これはおそらくパラドックスの思惑通りだろう。

ミサイルの難しさ


さて、今までずっとミサイルはいらない子と言われてきたが、今回どう変わったのか? 今度こそは役に立つのか?

結論から言うと、ちょっと厳しい。多分、これからもミサイルはロマン兵器に留まるだろう。

ミサイルの性能は非常に高い。シールド貫通100%で、船体ダメージ+25%が付いている。相手にどれほどシールドが残っていても、装甲さえ0にしてしまえばボーナス付きでHPを削れる。悪くない。

が、シールド貫通がよくない。貫通するということは、シールドにダメージを入れないということだ。つまり、ミサイル以外の攻撃が、シールドで止められてしまう。ミサイルだけはシールドが残ってるうちからHPダメージを与えられるが、それ以外は足踏みすることになる。

何の意味があるのだろうか?

ミサイルを有効活用するためには、全攻撃をミサイルにすればいい。そうすればシールドで止まるような攻撃はなくなる。が、全攻撃をミサイルにすることは、設計上不可能だ。また、ミサイルを搭載できるのは、コルベットと巡洋艦だけ。編成的にも制限が多い。

シールド貫通100%の兵器と組み合わせればいいのだが、それがディスラプターになってしまう。ディスラプターは装甲とシールドを両方100%貫通するという、アーク放射器のような性能になった。ミサイルとは相性がいいだろう。

が、基礎攻撃力の低さから、あまり有効とは思いにくい。また、今度はディスラプターの装甲貫通100%が無意味になってしまう。

そういうわけで、ミサイルに出番はなさそうだ。あるとすれば、シールドの弱い敵になる。装甲を削ってるうちにシールドがなくなる程度の相手なら、ミサイルも有効だ。でもそれ、シールド貫通100%の意味は・・・?

特化防御


攻撃を特化してはいけないと書いたが、では防御を特化するのはどうか? 装甲かシールドのどちらかが残ってさえいればいいなら、どちらかに特化してもいいのではないか?

これは有効な気がしている。特化すれば、研究も節約できる。この場合は装甲特化が有効だろう。装甲は電力を消費しない。ということは、シールド研究とリアクター研究を省くことができる。電力を消費する一番のものはシールドだから。

ただしもちろん、相手がたまたま対装甲特化装備だった場合は辛い戦いになる。そのリスクと研究ボーナスとを比較して、得とみればやってみてもいいだろう。



1 件のコメント:

  1. すみません、勘違いしてました。
    どうやら、ダメージに優先順位があるようです。まず最初にシールドにダメージが入り、シールドが0になると装甲にダメージが入り、装甲が0になると船体にダメージが入ります。
    ということは、武装を特化することには問題がありません。特化の方針としては、相手の一番高いものにあわせる感じになります。
    シールド特化の敵にはシールドにボーナスがある武装が有効です。

    ほとんどの敵がバランスよく装備していることを考えると、武装の研究も絞ってしまって大丈夫かも。クライシスまでには二系統の研究も進むでしょう。

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