チェリイという大規模アップデートによって別ゲーと化したステラリス2.0についての感想を書いてみたい。
今回の変更を気に入っていない人もいるようだが、一部分の不便さを除けば、私としてはいい調整をしたと感じている。
なお、私が導入しているDLCはリヴァイアサンとアポカリプスだけ。ユートピアとシンセティックドーンは入れてない。
精神最強説
私の腕前は、以前のバージョンでは受容カリスマならば狂気でミサイル縛りをしてもクリアできる程度ではあった。たぶん、下手な方ではないだろう。
その頃のお気に入り志向は、受容精神平等。最終的に、これが一番勝率が高いだろうという結論に至った。
現在の精神は、あの頃よりもさらに優れた志向となっている。私が平等を混ぜたのは統合力産出+15%の国是がとりたかったからだ。それが今や、精神自体に統合力ボーナスが付いた。
精神というのはそもそも統合力に優れていた。寺院が作れるからだ。寺院があるだけでも大きなボーナスなのに、さらにボーナスが付いてしまったから大変。もはや、有利不利で考えるなら、精神を取らない理由がないレベル。
大幅に仕様の変わった現在、基本的な内政戦略は、鉱物と伝統と影響力をバランスよく取得することだと思う。以前からそうだったとも言えるが、以前は鉱物の重要度が群を抜いていた。鉱物は全てを解決できた。
今はよりバランスが求められるようになったと感じている。
すごく強そう、でもどうなんだろう、な権威
権威もかなり強いように感じる。奴隷が伝統のコストを引き上げなくなったという話だ。権威の弱点であったその部分が解消されたなら、純粋に強化されたと見なすことができる。
実際、奴隷と奴隷ギルド、奴隷処理施設の存在によって、権威の鉱物産出はかなり優れている。現在は精神権威でプレイしているのだが、鉱物には困っていない。これはありがたい。
そういう意味で、鉱物の補強としては権威は優れているが、他の点では若干やっぱり使いづらい。
一つには影響力にペナルティに近いものが入る。権威は影響力ボーナスがあるのだが、あれはボーナスというより、ペナルティの穴埋めだ。
奴隷の存在が平等主義を増加させる。つまり、派閥を増やしてしまう。派閥が分かれれば分かれるほど、派閥から得られる影響力は減少する。よって、平等主義者を増やしてしまう分、影響力にペナルティが入っている。
特に、25%以上の派閥規模が必要となる精神主義としては、それを割りやすくする権威は相性が悪いかも知れない。
また、社会不安を抑えにくくなったことで、奴隷がいつも発生させている社会不安でバッドイベントが起きやすくなっている。
権威の利点は鉱物の収入増加だが、引き替えにするものがあるということは忘れてはならない。
影響力は排他が最強か
影響力にボーナスを与える志向がいくつかあるが、一番強いのは排他だろう。権威はすでに述べた理由でボーナスというより穴埋めだし、平等の派閥影響力ボーナスは、そこまで大きくはない。
排他は一つ前哨地を作るごとに影響力を15もしくは30節約できる。さらに敵地に請求権を作るのも安くなるわけだから、領土を拡大しないプレイでもしない限り、影響力に最も大きなボーナスを与えるのは排他になるだろう。
ただ、私はまだ排他では試していないし、排他はいらないかなぁと感じている。排他のボーナスはきわめて有効だが、アセンションパークに似たようなのがある。前哨地作成と請求権作成の両方で、消費影響力が-20%される。
これが非常に強力なので、とりあえずこれを最初に取ることにした。排他でこれを取るのは、さすがにやり過ぎだろう。影響力だけ余ってても仕方がない。バランス重視派としては、どちらかだけで十分。
そうなると、排他を外すことになる。やっぱり、外交がやりづらくなるのが不便だから。
平和、物質はいらない子
私のプレイスタイルだと、この二つを選ぶことはないだろう。ステラリスを買ったばかりの時は、受容平和物質とかだったんだけどなぁ・・・。
内向き牧歌プレイとか、ちょっと変わったプレイをしたいときなんかにはいいが、普通に遊ぶときは平和主義はめんどくさいだけだ。連邦勝利を目指すならありかも知れないが、連邦勝利は簡単すぎたので禁じ手にしている。
物質は強いかも知れないが使う気にはならない。物質の強みはロボットが使いやすいことだと思うが、私はロボットを使わない。居住性を気にしなくていいなどの強みはあるものの、初期は鉱物と食料以外にペナルティがつくなどの制限がある。
ロボットを活かそうと思うと、惑星を管理しなければならない。
めんどくさい。
私はもう、3惑星だけ手動で管理して、あとは全部セクターに任せっきりだ。COMの管理には不満もあるが、手間をかけずに済むことが重要。むしろ、母星以外全部セクター任せでもいいかなと思うくらい。
以前のバージョンでは、狂気でもそれで問題なかった。
そして、精神が強すぎるため、対抗主義である物質は選択の余地がない。
軍国は敵にいるとめんどくさい
軍国も弱くはないと思う。特に、質重視に変わった現在では、直接的に戦闘力を引き上げてくれる軍国主義が弱いはずがない。
ただ、やっぱり自分は序盤で優位を確立することを優先するタイプなので、それを捨てて戦闘ボーナスをもらうことには抵抗がある。
どちらかというと、人間よりCOM向けではないだろうか。
人間は敵の戦闘力を想定しながら戦うが、その想定をちょっと覆してくれる。特に陸上戦とか、狂軍国の陸上軍はすごく堅い。Civ4で防衛志向もちの丘都市を攻めるような感じで堅い。
すごくうざいです。
受容?
受容先生はいつも通りの強さだと思います。
初心者や、高難度挑戦の時にはきっと役に立つはず。
ただ、まだ一度も独立保証を見かけていない。以前のようには、各国から独立保証かけてもらったりできないのかも。
そうすると、高難度でも受容カリスマなら余裕、というわけにはいかなそう。
あ、平等書き忘れてた。
平等はよくわからにい。民主政の公約達成が微妙な伝統取得になってしまったことで、序盤の優位性がなくなったと思う。
目標がある政体の方が強いような気がしているのと、序盤の影響力は領土拡張につぎ込みたいこともあって、君主制が優秀なのではないかという気がしている。特に、後継者が後継者時代にスキルアップする仕様になったので(今回のアップデートからかどうかは不明)、だいぶ使いやすくなった。
独裁か君主制が安定だと思うので、それを不可能にしてしまう平等も使いづらい感じ。精神とあわせて伝統と影響をがっぽり作戦で使うくらいか。
平等は資本主義の国是?で民間コロニー船を取得できるのが、序盤の拡張にかなり役立ちますね ミネラルの消費が重いのと、序盤はエネルギーがあまりがちになるので現環境には割とマッチしてます
返信削除確かに、企業統治は序盤の鉱物消費を抑制できて、初期拡張に貢献するかも知れませんね。
削除ただ、寡頭制であり、排他主義でなければ企業統治は取れますので、これを平等主義のメリットとして捉えるのはちょっと違和感を感じてしまいますけども。
平等で目標を持てる政体が寡頭制しかないので、組み合わせやすいというのはありますが。