2018年3月17日土曜日

Hearts of Iron 4 バージョン1.5.1。ベリーハード、ドイツ戦略(1)


ステラリス2.0.1はだいたい慣れてしまった。狂気でもヌルゲーに感じたので、もうちょっと調整されるまで寝かせることにした。そして始めたのが、HOI4。こちらも、最近大規模なアップデートがあり、がらっとバランスが変化した。

私はほとんどドイツでしかプレイしていないが、以前のバージョンでは難易度最高(といっても一段階上までしかなかった)でも、余裕でソ連に勝利できた。が、今回は違う。

最初にベリーハード(新しく実装された、二段階上の難易度)でプレイしたら、なんとフランスに止められてしまった。これは手強いぞと、ノーマルから始め、ハード、ベリーハードと順番に挑戦した。

やっとベリーハードでソ連に勝利したので、それを元に新しいドイツ戦略を解説してみよう。

様々な変更点


1.4.3から1.5.0への変化と、1.5.0から1.5.1への変化をあわせて書いてしまう。いつ変化したのかまでは、細かく確認していない。

ディシジョン


ディシジョンが追加され、ドイツにはメフォ手形というものが用意された。これは非常に強力なディシジョンで、維持コストと、後払いのコストがあるものの、消費財需要を低下させてくれる。これだけで民需工場を多数追加した効果があるので、戦争突入まで維持し続けるのが基本だろう。

ただしその分政治力は厳しくなった。メフォ手形は大量の政治力を消費するため、多くの閣僚を任命することはできない。しかし、シャハト先生の民需工場生産+10%とは比較にならない効果なので、それだけの政治力を投資する価値はある。

戦闘バランスの調整?


個々の戦闘では、防衛側が強化されたように感じた。どのくらいスペックが変化したのかは確認していないが、歩兵が粘り強くなった気がする。

そのため戦争は展開速度が低下し、がっちりとした防衛陣に対する半端な突撃では跳ね返されてしまうし、一歩二歩進んだところでそれ以上進めないなんて事もある。

これは歩兵の価値と戦車の価値を両方高めるいい調整だと思っている。

また、砲兵と自走砲の対人攻撃力が低下したようだ。これによって砲兵の必要性が下がり、同時に、砲兵を前提とした優勢火力ドクトリンの価値も低下したのかも知れない。

輸入が難しくなった


ドイツで史実的にポーランドと開戦すると、連合国と戦争になる。以前からこれ以降輸入はやりづらくなったと思う。

しかし、ドイツが一番入手しづらかったのはゴムだと思うが、これはオランダから輸入を続けることができた。こちらからオランダに宣戦をするまでは。ところがそれができなくなった。

現在はオランダからゴムを輸入することはできない。オランダ領東インドから輸入することになる。オランダとドイツは地続きだから輸入効率が下がることはないが、オランダ領東インドは遙か海の彼方にある。当然、貿易は妨害される。

よって、オランダ開戦を遅らせることでゴムの輸入を継続する手は使えなくなった。

ポーランド開戦まで


さてでは、ベリーハードのドイツで、ダンツィヒか戦争かを取るまでの流れを解説しよう。

以前はできたという最速アンシュルスのようなテクニカルなプレイはしたことがない。もっとオーソドックスなプレイをしているので、これより効率的なやり方はまだまだあるだろう。あくまでも、一つの成功例として読んでほしい。

研究


ドクトリンを切り替えた際の、無償獲得バグが修正された。気軽にドクトリンを切り替えることはできなくなった。しかし、現バージョンではドイツは機動戦が適していると感じている。

機動戦の歩兵は強い。防御や攻撃力が増加せず、指揮統制しか上がらないのだが、今となってみるとこれがそもそも強いのではないかと感じるようになった。というのも、もはや歩兵では攻撃しないからだ。

砲兵が弱体化したことで、必要工業力に対するパフォーマンスが低下した。あまり使いたくない。その上、防御側の歩兵はそもそも頑丈で、防御力が敵の攻撃を大きく上回るのが当たり前になっている。

結局のところ、歩兵が負けるときというのは長期戦の末の指揮崩壊だ。敵の攻撃力が高くて支えきれないというよりも、戦闘力では圧倒してるけど、ずっと攻撃され続ければいつかはバテるよね、という感じ。

こういう戦いで必要になるのは指揮統制だ。戦闘力はもう足りている。

というわけで陸軍ドクトリンは機動戦のままでいい。空軍は右側、戦闘機の運動性が上がるところまで進める。海軍は左側。一段目の三つを揃えるのが目標となる。

また、研究速度-20%というのは非常に重いペナルティのため、あれもこれもと、欲しいものを全部研究することはできない。歩兵と砲兵の研究は一つも進めない。海軍はドクトリンだけでいい。

政治


今までは自由貿易にして、オランダと開戦する頃に輸出制限とかに戻すことにしていた。しかし、ポーランドと開戦した時点でゴムの輸入が途絶えることと、二度貿易制度を変更する政治力が重いことから、輸出制限のままにしておいた。

最初にラインラントを取り、マルティン・ボルマンを閣僚に据える。その後シャハト先生、フンク、クルップ、グデーリアン、戦争経済を取っていく。順番は間違ってるかも知れない。戦争経済は、アンシュルスで戦争協力度が上がらないと取れない。

ナショナルフォーカスとしては、ラインラントから4カ年計画に入り、追加の研究枠に進む。その後、陸軍改革を二段階とって、三号戦車の研究を可能にする。それからアンシュルスに進むことになる。

生産


なぜアンシュルスがそんなに遅いのかといえば、最初は歩兵を6ラインしか生産できないからだ。日産にして、歩兵装備45,支援装備1.5、大砲0.6がやっと。これで6ラインだから、30個師団作るのに5周することになる。およそ600日。

途中で生産力が上がったら、歩兵を2ライン追加する。歩兵の総数が88くらいになるまで作り(オーストリア分含む)、いったん生産を打ち切る。物資が足りていて、管理できるなら打ち切らなくてもいい。

基本戦術として、歩兵は攻撃に参加しない。99%の攻撃は戦車で行う。そのため、歩兵には砲兵を加えず、歩兵10個大隊で編成する。潤沢な指揮統制で、粘り強く戦ってくれる。

その戦車だが、できるだけ早く研究し、グリレも研究し、三号戦車とグリレの生産にいったんは20工場くらいずつ割り振ることになる。これで、45ラインの生産を継続できるくらいまで出力が上がるたび、減らしていく。

初期段階では、補充分まで余裕を持たせなくていい。それよりも戦闘機が足りなくなるので、そこを補わないといけない。

45ラインの戦車師団の生産を維持できたら、あとは全力で航空機を作っていく。主に戦闘機。CASと対艦攻撃機も工場5個くらいは割り振ったかも知れない。

海軍については、シャルンホルストと駆逐艦を重点的に作っておく。

内政


さて、以上の生産プランを実現するための内政計画が必要だ。

まず1年間は全力で民需工場を作る。37年になったら15の造船所を追加する。それが終わったら年末まで民需工場を作り続ける。

38年になる頃から、軍需工場に切り替える。チェコスロヴァキアの運命が完了すれば、軍需工場が100にはなるだろう。100もあれば十分。そのあとは、ちょっと早いかなと思っても、フランス国境の空港を拡張したり、合成精製所を立て始める。

それ以降のほぼ全ての民需工場は、合成精製所に費やされる。順調にフランスを制圧すれば、40年の序盤でゴムと石油の問題は解決するだろう。戦闘機がフォッケウルフになったときにまた悪化するが、まだまだ立て続けるから問題ない。




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