2017年10月23日月曜日

毎晩じんましんに起こされるので薬を買いに行った話

もうそろそろ一ヶ月くらい経つだろうか。ここのところ、毎日じんましんが出るようになってしまった。どうやらアレルギーによるものらしいのだが、いっこうに治まる気配がない。

こうしてこの記事を書いている現在も、体がかゆくて眠れないので、仕方なく起き出した。睡眠妨害もいいところだ。

というわけで、今回はこの困ったじんましんの話でも。

最初は虫刺され、あるいは湿疹かと思った


じんましんが出るようになったのは、夏の暑さが引いた頃だっただろうか。残暑の時期、蚊に食われたようなかゆみがいくつかできた。虫刺されのあとに見えたのだが、なんかちょっと食われすぎだろうという気もした。

かゆみの場所が膝の裏にもあったので、湿疹の可能性も考えた。夏場はよくそのあたりがかゆくなったから。しかしその夜、睡眠中にかゆみが全身に広がり、よく眠れなかった。

かゆくて眠れないのだが、眠くて起き出す気にならない。一日目は、なんとか気合いを入れてそれ以上体をかかないことにしようと心に決めて、なんとか眠りに就いた。

が、二日目。やはり睡眠中に起こされてしまったので、なんかこれはおかしいぞと、腕の内側に広がるかぶれ具合を見て、ネットを調べることにした。

まずはダニの可能性を考えた。うちはかなり汚いので、ダニくらいいても不思議はない。今までこういうことにならなかったので、ダニの問題ならとっくに発生した症状のはずだからおかしいと思いつつ、ダニに食われた場合の症状を確認した。

いまいち現状にそぐわなかった。

いくつかの可能性を当たったが、どれもはっきりしない。蚊に食われたようなぷくっとした膨らみもあれば、それらがいくつもくっついたかのようなべったりとしたかぶれもある。

そこで、画像検索をかけた。今の自分の皮膚の状況に一番近い画像を見つけるのが早いだろうと。そして、「あ、これだ」とそっくりな写真の解説が、じんましんだった。

じんましんの原因はよく分からないらしい


じんましんの解説を読んでは見たが、明確な原因はなかった。病院で治療を受けるとしても、ひとつひとつ可能性を考えて対処しながら、結局はっきりしないということもあるらしい。

それでも最も一般的なケースはアレルギーとのことだった。なので、私もひとまずはアレルギーを疑ってみることにした。花粉症なんかとは無縁な私でも、そういうのがあるんだろうか。

アレルギーでのかゆみを抑えるには抗ヒスタミン剤が効くというのはすぐに調べがついた。その手の薬も多数販売されていて、薬局で普通に買えるらしい。眠くなりやすかったりならなかったりと、いくらかの特徴があるようだが、まぁ、だいたいどれを買っても大差は無いだろう。

ということで、近所のドラッグストアに買いに行った


私はたいてい何であれ、店頭で確認してから買うことにしている。テレビやら冷蔵庫やらを買いに行ったときも、まず類似品のスペックを調べ、比較してからお買い得品っぽいのを選ぶ。薬を買うときも同じ事をする。

以前、気管支拡張薬を買ったときも、同じように見比べたと思う。

とはいえ、薬の違いなんてよく分からないから、さて、どれにしようかと悩んだのだが、店員さんに声を掛けられた。

何をお探しですか、と。一瞬うまく言葉が見つからなかった。ちょっと考えて、じんましんが出てるので、抗ヒスタミン剤を探していますと答えた気がする。

すると、アレルギーを抑える薬を紹介してくれた。新しい薬で、眠くなりにくいということだった。ニートである私は、あまり眠くなりやすいかどうかは問題ではないのだが、結局はそれを買うことにした。

それは一箱で6錠しか入っていないのでだいぶ割高感があったのだが、一日一錠でいいらしい。すると6日分ということになる。他の薬は一回23錠、一日3回なので、結局は一週間から十日分程度になる。それほど大きな差は無いかも知れない。

そして、ちょっとした期待として、一錠で一日以上保つのではないかという気もした。私は普段薬を飲まないため、薬の効きがいい方だ。

というわけで買ってきたのがアレジオンという薬だった。箱を見る限り、これがじんましんに効くという風には思えない。「アレルギー性鼻炎の諸症状にしっかり効く」と書かれており、「鼻水、鼻づまり、くしゃみに」とある。

どこにもじんましんに効く、とは書かれていない。

もし私がじんましんの原因がアレルギーの場合があると知らなかった場合、店員さんがこの薬が抗ヒスタミン剤の新しい製品であることを説明してくれなかった場合、抗ヒスタミン剤がじんましんに効くことがあることを知らなかった場合、これを買おうという選択肢はあり得なかっただろう。

とりあえず、薬はよく効いた。毎日一日中どこかしらちょっとしたかゆみがあり、特に12時間がものすごくかゆみが広がるのが日常になったのだが、薬を飲んでから23日はそれが完全に治まる。

書いてあるよりも効果期間が長いのは体質によるのかも知れないが、アレルギー性のじんましんに効くのは多分間違いないのだろう。

薬を常用するのは好きではないため、どうしてもかゆみが酷いときなどに飲むことにしている。なんか、夜更かししたときなどはかゆみがいっそうやばい気がする。体調にも影響されるものらしい。

確かに眠くなったりもしないので、出かけるときなどは飲んでおけばよかったなと思った。薬を飲まずに花火を見に行ったのだが、足首あたりがかゆくなってしまい難儀した。

しかしこのアレジオンという薬、じんましんへの効能なんてまったく書かれていないのは、じんましんの薬を求める人と、アレルギー性の鼻炎の薬を求める人との需要の差によるものだろうか。どうせじんましんの薬なんて買う人は少ないのだから、その人達に売れなくてもたいした問題ではない。

むしろ、薬の説明が詳細になり、難しくなってしまう方が売れ行きが下がる、と。

商才の無い私には分からないが、商売ってのはそういうものなのかも知れないなぁ。

なんにせよ、いい加減治ってほしいのだが・・・これもうずっと治らないのかな。


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