2017年10月6日金曜日

Bloggerユーザー向け。Googleアドセンス審査の経験談(2)

Bloggerユーザーがアドセンスを利用できるようになるまでの話。

前回の記事はBloggerユーザー向け。Googleアドセンス審査の経験談(1)にあるので、こちらもどうぞ。今回はいつまでも動きのなかった再申請が、やっと動いた話。

静寂の一ヶ月


再申請を出したあと、いくつかのメッセージが変化し、二次審査が始まったのかなぁと思える段階には進んだ。

が、そのメッセージも一週間ほどで変化した。また「アカウントの準備中です。一日足らずで手続きが完了するはずですが、もっとかかるかも知れません。手続きが終了したら、広告を設置して収益化を始めましょう」という感じに戻ってしまった。

ここには二つの解釈がある。

一つは、手続きが後退した可能性。何かしらの不備により、一つ手前の段階に戻され、改めて審査を受ける必要がある状態になったとも考えられる。

もう一つは、審査は無事に通過したのだが、次のステップに進むための準備期間が必要なのかも知れない。

しばらくの間は、両方の可能性を考え、待つことにした。もともとアドセンスの審査には時間がかかることがあると聞いていたし、どうせほとんど人の来ないブログだから、焦ってアドセンスを張っても、別に何も変わらない。

が、この状態で一ヶ月ほどが過ぎた。さすがにかかりすぎでは? という気になってきた。いや、三ヶ月くらい待っていたら、突然通知が来たという人もいるようなので、平常運転の可能性もある。

Googleの公式メッセージの確認


そこで、一度Googleの文書の確認をしてみた。私は何か見落としをしているのではないかと。

一つは最初の申請の時に受け取ったメール。ここには不十分なコンテンツとして受理されなかった理由が書かれているのだが、その中に

広告コードは、ウェブサイトの有効なページに配置してください。メインページでなくても構いませんが、AdSense 広告コード以外に何もないテストページは承認されません。

というのがある。

私はこれには気づいていたが、意図的に無視していた。意味が分からなかったからだ。そもそも広告コードがなんなのかも知らされていない。

アドセンスの申請に際して、Googleのアナウンスに従って入力する項目があるわけだが、そこには広告コードなるものは出現していない。Googleが求めるままに手続きを踏んでいるのに、意味不明の手続きをしなければならないなんて、そんな馬鹿な。

もしかすると、Blogger以外で申請するときはそういうものが必要になったりするのかも知れないと思うことで、この部分はスルーした。

もう一つ確認したのが、アドセンスのヘルプ。「AdSense アカウントの完全有効化の所要時間」という項目を見ると、アカウントを有効にするための重要なポイントとして、こう書かれている。

AdSense のホームページに表示されているコードをコピーします。 AdSense アカウントの開設時に指定した URL に、そのコードを挿入します。 コンテンツが掲載されており、定常的にユーザーがアクセスしているページにコードを設置してください。

このヘルプも意味不明だった。アドセンスのホームページにあるのは「一日足らずで手続きが終わります」というメッセージだけであり、他には何もない。コードがなんなのかが意味不明だ。それでも、どうやら普通はコードを張るという手続きが必要らしいということは分かった。

もしかすると、これが盲点だったのかも知れない


そこでふと考えた。私はコードがなんなのかを知らない。張れと言われても張りようがない。でも、実際に何かしらのコードを張らないことには、審査自体ができないのではないか。

では、コードを張れそうな機能はないか?

あった。

Blogger管理画面の「収益」で、ブログに広告を表示するかどうかの選択項目がある。私はこれを触っていなかった。表示するに設定したって表示できるわけがないのだから、これはアドセンスの審査が終わってから触るものだと思っていた。

だが、コードを張る必要性を感じた私は、ダメそうなら非表示にすればいいやと、とりあえず表示する設定に変えてみた。

もちろん何も表示はされない。だが、表示枠の分だけ空白が空くようにはなった。そこがアドセンスの広告スペースなのだろう。ソースコードまでは確認しなかったが、多分何かしらのコードが張られたことは間違いない。

そのまま一週間ほど待ってみて、それからどうするかを考えるつもりでいた。が、およそその作業から30時間後、アドセンスの審査完了の通知が届いた。

かくして、アドセンスが利用できるようになった。

偶然かどうかは分からない。もともと、そろそろ手続きが完了する時期で、たまたまそのタイミングで設定を変えた可能性はある。そういう偶然というのは、いつでも起こる可能性がある。

ただ、確率的には低い出来事なので、広告を表示する設定にしたことに意味があるのではないかなぁ、とは感じた。

すくなくとも、アドセンスには広告ユニットが一つ設定されていた。私が作ったのではない、自動生成されたっぽいユニットだ。Bloggerが作ったユニットじゃないかなぁと思うが、詳しくは分からない。

このユニットが審査に必要で、これを作れるのがBloggerで、私がBloggerにこれを作らせていなかったのが審査に時間がかかった理由だと考えると、メールやヘルプのメッセージの意味が繋がってくる。

ただ、だとすればユーザーに対してBloggerでの広告表示機能の設定を求める案内をするべきだろうとは思う。それをしていないと言うことは、やっぱりこの設定は無関係なのかも知れない。

まぁ、この記事がBloggerユーザーの参考になれば幸いだ。

なお、審査が完了した段階では、まだプライバシーポリシーは用意していなかった。これは必要なものだと言われているが、審査が終わってからでもいいらしい。




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